機械学習で未来のレートを予測できるか(第八弾)

第七弾で検証した機械学習(AI)の改善版です。
2021年になってから調子が悪いため、
取引を安定させるための追加改善を行いました。

初めてこの記事を読む方は先に「最新の機械学習EAの概要」を読むことをお勧めしています。具体的な機械学習のロジックを知りたい方はこのままお読みください。
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追加改善:AI予測確率の騙しを軽減する

改善のポイント

  • AIモデルが毎分勝てる確率を予想していて、MT4では確率が一定以上になったら取引をしているのですが、レートの動きがが激しい相場では1分後には確率が大幅に下がってしまうことがあります。
  • そこで、AI予想確率が出たらすぐに取引するのではなく、一定時間待ちを入れることで、予測確率の騙しを軽減します。

 

改善の詳細

説明が難しいのでAIを擬人化して記載します。

現在のEAのロジック概要:
 取引で勝てるタイミングを判断しているメインのAIがいます。ただ1人の判断だけだと誤りが多いため、サポート役のAIが2人います。最終的に3人で集まって全員が取引OKの判断をしたときだけ、取引します。

問題点:
 レート動きが激しいときには、3人のAIが取引OKを出した直後に、レートが大きく動き、3人のうち1人か2人が、やっぱりまだ取引しないという判断をすることが多いのです。

改善内容:
 そこで3人が全員OKを出したとしてもすぐに取引はせずに、複数回会合を重ねて、全ての会で全員OKを出した場合だけ取引をすることで、レートの急な動きに騙されないようにします。
検証の結果
 Eurusd60分モデルの2020年の検証では取引数は4割減りますがPF値が2.0から3.5まで向上しました。さらに2021年は-100pipが、+100pipと大幅に改善。

<2020年1月~2021年2月バックテスト>
  • 獲得Pips:1662pip
  • プロフィットファクター: 3.45
  • 取引回数: 211
  • 勝率 : 77.3%

検証の考察

  • 2020年は大きく改善したため、一定時間待ちを入れることは有効と考えられま。さらに他の通貨や分足でも全て改善傾向がありました。
    とはいえここまでPF値が上がるのは2020年だけにある程度最適化している可能性がありますので、次回は、学習期間を変えて、2020年以外の期間でも検証してみます。

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    さらなる第九弾の改善検証はこちら。

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